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2014.12.20
掛川城忍者ツアー
<2014年12月>
フュージョン・ナイト・ツアーで夜の静岡市をご案内させていただいた南アフリカのRethabile さんとVuyiswaさんご夫妻からご依頼を受け、4日後に掛川城(静岡県掛川市)にご一緒いたしました。この日は寒波が訪れ寒い一日となりましたが、朝ホテルを出発して、元気いっぱい、東海道線で掛川に向かいました。駅から歩くこと7分で城に到着です。
簡単に掛川城のご紹介をいたします。本城は平山城で1469年から1487年に朝比奈泰煕によって築城され、その後山内一豊(後に関ヶ原の戦い後に土佐藩に移転)が城主となった折に改修されています。二の丸御殿・太鼓櫓・石垣・土塁・堀の一部が現存していますので、当時の近世城郭の姿を掛川城に見ることができます.。残念ながら、1854年に東海地方一帯を大地震が襲い、掛川城も天守を含む大半の建物が倒壊しました。1861年に二の丸御殿が再建されましたが、天守・門は掛川市民の願いにより、1994年に再建されました。日本初の木造復元天守です。2006年には、日本名城100選に選定されています。
この日は、幸運なことに、忍者姿のガイドさんが城内を案内してくれました。南アフリカでも、NINJYAは知れわたっており、お二人とも大喜びでした。特に掛川城内部や二の丸御殿の特色及び当時の武士の生活などに興味を持たれたようです。
掛川城公園内には、二の丸茶室があります。木造平屋建、一文字葺の伝統的な数寄屋造りの建物で、景観と調和した趣のある茶室です。この茶室では、日本国内でも有数の生産量を誇る「掛川茶」の煎茶や抹茶を楽しむことができます。皆様にも、掛川城にお越しの際は、是非、静岡茶で一服していただきたいと思います。
静岡市に戻る列車内では、富士山の折り紙や静岡県の観光地、特産物などをご紹介し、楽しいひと時を過ごしていただきました。今回は、お仕事で来静されましたが、是非、当地にゆっくり遊びに来てほしいとお願いして、ホテルまでお送りしました。