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2014.07.20
牧の原お茶ツアー
<2014年7月>
梅雨が明けた直後、猛暑日が続く中、イギリスの旅行社様からの依頼により、スコットランドからのお客様をお迎えしました。にこやかにホームから降り立ったお母様と息子さん。日本で言う還暦=定年退職をされたお母様へのプレゼントとして、息子さんが日本への旅行を企画されたそうです。東京・京都・箱根・飛騨高山という世界的にも知られた観光地訪問の中に、一日だけ静岡に立ち寄られ、「お茶畑など見てみたい」というご希望だと聞き、とても嬉しく想いました。
6時間の滞在時間のうち、最初に訪れたのは、「グリンピア牧之原」。お母様には茶娘コスチュームに着替えていただきました。お茶工場では、摘まれたお茶の葉が荒茶になるまでの工程、荒茶が製茶されて商品となる工程、保存用の大型冷凍庫などグリンピア牧之原の職員の方から詳しくご説明いただきました。お茶への興味から、質問も多くされていました。 お昼は施設内にある築120年の古民家レストランにて、涼しげで具だくさんの茶そばセットをいただきました。
午後はタクシーで15分程の距離にある「お茶の郷」へ向かいました。ウェルカムティーをいただいた後、最初は博物館ガイドの方に館内をご説明いただき、世界各国のお茶と文化、日本のお茶栽培・製造の歴史、文化などを学びました。牧之原産の深蒸し茶も堪能し、抹茶を石臼で挽く体験も意外な喜びだったようです。挽いたお抹茶はお持ち帰りできます。
その後、初めてという茶道を体験しました。お茶の先生がとても優しく教えてくださったので、リラックスした気持ちで過ごすことができたと思います。更に奥にある4畳半の茶室にて詳しい解説もいただきました。スコットランドからお越しなので、暑さに驚かれ、お疲れではないかと心配もしましたが、ずっとにこにこと笑顔のお母様、親孝行の立派な息子さん、お二人の日本の思い出の一日にご一緒できて、私もとても幸せな一日を過ごさせていただきました。
お世話になったJapan Journeys社様、グリンピア牧之原、お茶の郷の皆さま、貴重な一日をありがとうございました。
< Hiro >