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12月17日（日）13：00から16：30までFUSION西部地区研修を行いました。場所は浜松市天竜区二俣地区。

 訪問地は、集合場所の天竜浜名湖鉄道　天竜二俣駅より、徒歩にて、二俣城跡→清瀧寺→本田宗一郎ものづくり伝承館へと足を進めました。

 天竜二俣駅は、別名、信康駅ともいわれています。徳川家康の嫡男信康の遺体が安置されている場所にちなんでのもの。また、駅舎を含め、全部で10施設の国登録有形文化財施設があります。なかでも、現役の機関車転車台、機関車扇形車庫は、シン・エヴァンゲリオンの「第3村」駅として登場しており、ファンの聖地ともなっています。蒸気機関車の展示も見ることができます

 二俣城跡では、城の構造や歴史、立地についての説明がありました。武田と徳川の合戦の地であり、また家康の嫡男信康の自刃の地でもあります。天守跡地で記念撮影。

 清瀧寺は家康が信康の菩提を弔うための建立した寺。また、井楼（せいろう：木材を井の字形に組んだやぐら）の模型を見ることもできます。これは、当時、二俣城には井戸がなく、釣瓶（つるべ）で水を汲み上げていたため。武田信玄は、大量の筏（いかだ）を作らせ天竜川の上流から流し、井楼に激突させました。そして、水を断つことで、徳川軍を降伏させたのです

 最後に、本田宗一郎ものづくり伝承館を訪問。館長からも直接、お話を伺うことができました。展示品は、6月に１回、入れ替えられるそうです。バイクの展示や本田宗一郎のビデオや歴史について設けられていました。世界のHONDAは多くの外国人観光客に知られています。自転車作りから始まってバイク、車、飛行機へとモノづくりへのこだわりの原点を当地で知ることができました

 多くの国登録有形文化財をはじめ、サブカルチャーの聖地、徳川ゆかりの地そして本田宗一郎の生誕地、浜松市天竜区二俣での研修会は大変実り多きものとなりました。

（TAKAKI)