FUSION ふじのくに静岡通訳案内士の会
ふじのくに静岡通訳案内士の会
Fujinokuni Shizuoka Interpreters' Organization

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2024.08.01

FUSION西部研修

西部地区研修会

630日西部地区研修会を岡部 玉露の里と大旅籠柏屋で行いました。

玉露の里がある朝比奈地域は、京都の宇治、福岡の八女と並ぶ「玉露」の三大産地の一つ。そこに建てられた瓢月亭で煎茶と抹茶のお点前をみながらお茶について研修しました。

ひょうたん池に浮かぶ茶室から、山の向こうに月が美しく見えたという理由から名付けられた瓢月亭。その名前にちなみ、建物の至る所にひょうたんや月が隠れています。茶室の雪見障子を閉めると、見事に月が昇っていく姿をみることができ、海外からのお客様も日本家屋の細やかなしつらえに、感激されます。

煎茶は静岡の静風流、茶道は表千家。「作法を気にせずお楽しみください」と気さくな先生方で、説明と共にお茶を楽しみ、玉露は二煎いただきました。その後自由に質問する時間がありそれぞれ、質問しながら茶道への理解を深めることができました。
茶室の前には池があり、鯉に餌をあげることもできます。庭園には四季折々の茶花が楽しめる茶花園があり、時期によっては玉露のこも掛けの様子も見ることができます。

定期的に大型バスでのフランス人の訪問があるそうです。今後、クルーズでの利用も増えるといいですね。(田中)

玉露の里の後、大旅籠柏屋(おおおはたごかしばや)で研修を行いました。岡部宿は江戸日本橋から数えて21番目となります。柏屋は、岡部宿を代表する旅籠で、経営をしていた山内家は質屋を兼業する名家でした。隣には明治時代に宿場の制度が廃止になるまで180年間内野家によって運営されていた本陣宿(現在は消失したため建物は残っていません)がありました。

館長から柏屋についてのご説明を伺い江戸時代の東海道の旅をしていた人々の様子を垣間見ることができました。また、岡部町のベテラン観光ボランティア様から貴重なお話を聞くことができました。弥二さん喜多さんの東海道中膝栗毛の著者で静岡市出身のユーモア作家十返舎一九の辞世の句「此の世をば どりゃおいとまに 線香と ともについには 灰左様なら」を紹介いただきました。今後の岡部方面へクルーズ船のお客様をお連れすることも予想され伝統と歴史を学ぶよい機会となりました。 (Terry)

今回の研修にあたり、玉露の里・静鉄リテイリング・大旅籠柏屋の関係者の皆さまならびに

観光ボランテイア様には大変お世話になりました。ご協力感謝いたします。(田中)

FUSION西部研修0630③
FUSION西部研修0630
FUSION西部研修0630④

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